トリコロールな猫

猫とつくばと茨城をこよなく愛するnekotricolorのブログです

15分の学会発表で全てを語りきるために気をつけたこと7つ

 

学会発表を終えたばかりの@nekotricolorです。

人前で話すというのは今まで何度もやったことはあるのですが、セミナーや授業で数時間〜数日間みたいなものばかりで、学会発表のように15分20分しか話す時間がないというのは今の仕事に就くまで経験したことがありませんでした。

そこで前回に引き続き同僚の協力のもと、今回も資料のスリム化と話の簡略化を頑張ったところ各方面から褒められたので、調子に乗って気をつけたことを書き留めておこうと思います。

ちなみに私、かなりのあがり症です。

なんだろう、自分でもよくわからないタイミングで緊張のスイッチが入るんですよね。

気持ち良く話している途中で突然足が震えてきたりとか。

ということで、限られた時間で簡潔に話すことに加え、緊張を和らげる私なりの方法をご紹介します。

  1. 目次を入れない、語らない
  2. 見出しを読み上げない
  3. 「〜させていただきます」って言わない
  4. レーザーポインタを振り回さない
  5. (特に最初は)ゆっくり喋る
  6. 時間を惜しまず練習する
  7. 質問者は敵じゃない

以上7つ。

1. 目次を入れない、語らない

目次は最初に入れることが多いですが、1時間2時間喋るというならともかく、短時間の発表ならよっぽど複雑な構成でもない限り必要ないと思います。

今回は研究の背景→調査方法→調査結果→まとめと考察→今後の課題という典型的な発表だったので入れていません。

もし入れたとしても、ひとつずつ説明はしないでおきましょう。時間の無駄です。

「研究の背景として、この研究をやるに至った動機をご説明させていただきます」

喋って8秒くらい。今回の場合なら5項目あるので40秒、15分中の40秒は短くありません。読めばわかるものに貴重な時間を費やすのはやめましょう。

2. 見出しを読み上げない

時間の無駄です。読めばわかります。

ただ、聞いてる人にとって唐突に出てきた感があるものについては、「〜〜、とは何かと申しますと・・」という感じで語り始めるのは良さそうです。

3.「〜させていただきます」って言わない

「〜します」というよりも1秒は長くかかります。時間の無駄です。なによりウザいです。

4. レーザーポインタをやたら振り回さない

これは時間短縮とも緊張緩和とも関係ない気がしますが、人の発表を見ていて気になって自分で気をつけていたことなので書いときます。

発表中手持ち無沙汰でやっちゃいますよねこれ。スライド上の、今喋ってる部分をシャカシャカシャカとポインタで塗りつぶす感じ。

見てる方はめっちゃ気になります。やめましょう。

本当に指し示したいところをピタリと指すのが効果的だと思います。みんなに注目して欲しいとき、注目して欲しいところだけに使いましょう。

レーザーポインタに限らず、手をブンブン振ったりウロウロしたり、成績表に「落ち着きがない」と書かれそうな挙動は避けたほうが無難です。

5.(特に最初は)ゆっくり喋る

1〜3でできた余裕をここで使います。

特に最初は緊張しているので、ゆっくり喋って心を落ち着かせます。細かめに句読点を打つ感じ。

早く喋ると聞き辛いし、自分で自分を追い込んじゃってテンパってくる気がする。

6. 時間を惜しまず練習する

結局これですよ。

丸1日やるようなセミナー講師なんかと違って、たった15分20分ですから、空き時間でパパっと通しで練習できますよね。

別に誰かに聞かせる必要はないです(それもやった方がいいけど)。一人孤独に会議室やホテルの部屋で練習しましょう。

その分野にどれだけ精通している人でも、15分で全てを話しきるには練習は絶対に必要だと思います。何年もその分野で喋っているであろう専門家ですら、方法の説明に終始して肝心の結果や考察が語りきれてなかったりしてますから。

特に最初の2、3枚はスライド無しでも喋れるくらい練習しておくといいです。

発表って、真ん中へんは方法や結果という具体的な話なので割と理路整然と喋れると思うんですけど、背景って世間の流れがこんなでーとか他の研究がーとか過去こんな調査してーとか範囲が広くて取り留めなくなりやすいし、時間が短い分最初につまづくと取り戻すのが大変なので、通しで練習する時間がなくても最初だけはガッツリやっとくといいと思います。

そして練習量と緊張は反比例します。時間の許す限り、何度でも練習しましょう。

7. 質問者は敵じゃない

発表が終わったらあとは質疑応答です。

研究者という生き物は、とにかく曖昧なことを嫌うようです。登壇者が自信がなくて曖昧にしている部分があれば、そこをピンポイントで聞いてきます。研究者は基本的に無愛想なのでまるで責められているように感じるかもしれませんが、分かり難かった部分や納得いかないところを明確にしたいというだけで悪意はありません。多分。

ですので、調査し切れなかった部分を突っ込まれたら「そこはまだ調査し切れていません」と言えばいいし、質問の意図がわからなければ「質問の意図がわかりません」と言えばいいです。

それを変に答えようとすると、向こうにスイッチが入って追い込まれるかもしれません。

主張の根幹をなすところは徹底的に戦えばいいと思いますが、質問者は登壇者をやり込めようとする敵ではありません。株主総会とか製品のコンペとかだとそういうのいるけどね。「確実に分かるところだけ答えればいいやー」という気持ちでいくと楽でいいです。素直にいきましょう。

まとめ

なんか当たり前のことしか言ってないですね。ポイントは「読めば分かることは説明しない」「ゆっくり、無駄に動かずに喋る」という感じでしょうか。

あとはもうとにかく練習しまくればいいですよ。アホほど練習してから何かを喋るって今回が初めてでしたけど、こんなに安心してやれるならもっと前からやっときゃやかったと後悔しました。

人前での発表なんてそうそうやるもんじゃありませんから、こういうちょっとした注意点や練習を怠ったばかりに失敗するのはもったいないです。やるだけやってから臨みましょう。