21世紀なんだからそろそろこういう言い方はやめようよと思っている@nekotricolorです。
よく、いいますよね。「欧米では夏休みを1ヶ月以上取るのはザラ」とか「アフリカではよくあること」とか。
インターネットで世界は近くなったような気になっていますが、こういうところは非常に前時代的。
そこで、欧米、アフリカ、日本で人口や面積などを比べてみました。なお、ここでいう「欧米」はEU加盟国+北アメリカ(アメリカ合衆国・カナダ)、「アフリカ」はアフリカ大陸にある国としています。
まずは表を見てみる
何はともあれまとめた表をどうぞ。このエントリ、かなり時間かけてます。
※主にGoogleの検索結果やWikipediaをもとに作っていますので、間違いがあるかもしれません。
国民1人あたりのGDPは、同じくくりの中でもこんなに差があるんですよーっていうのを出すために入れてみました。
うん。これだけ見ても、いかに「欧米」「アフリカ」とひとくくりにできないかがよくわかる。
ちなみにアフリカ大陸北部のカイロから南部のケープタウンまで距離にして7,250km。東京からイランまで7,673kmです。
民族数も出したかったけど数えきれんかった・・・。
もう少し見える化してみる
それぞれの数値を円にして比較してみました。
対象国数。アフリカでけー。
人口比。日本、若干の存在感。
公用語の数。アフリカは意外と少ないですが、民族ごとの言語は2100以上あるといわれています。
面積。欧米も大きいですね。日本は空気。
日本ですらひとくくりに語れないんですから、いろんな意味で日本よりはるかに多様な「欧米」「アフリカ」をひとくくりに語るのはナンセンスです。
今度「欧米では」「アフリカでは」という単語を聞いたら、ドヤ顔でこの統計を語ってみてはいかがでしょうか。嫌われても責任は取りません。