そろそろ茨城暮らしも5年になるのにいまだに茨城愛が薄れない@nekotricolorです。
茨城県というと、牛久大仏や袋田の滝なんかが有名ですが、個人的に一番お勧めしたい観光地は北茨城です。
ゴールデンウイークに1泊2日で旅行してきて、なかなかいいモデルコースになりそうなのでご紹介。
コース
- 1日目
- 五浦観光ホテルでランチ
- 六角堂
- 五浦岬公園
- 天心記念五浦美術館
- 平潟温泉の民宿「暁園」泊
- 2日目
- 花園神社
- 七つ滝
- 公共の宿「マウントあかね」でランチ
- 大津港物産館でお土産
- ジーゲス・クランツでスイーツ
- 中郷温泉「通りゃんせ」
地図どうぞ。赤が1日目、緑が2日目です。
五浦観光ホテルでランチ
高速が空いていれば友部SAでランチが便利なんですが、なにせゴールデンウイークで常磐道が見たこともない混みっぷりだったので挫折。
渋滞はおそらく最近県外でも話題になっているひたち海浜公園のネモフィラと、笠間の陶器市「笠間の陶炎祭」のせいかと。友部のSA直後にひたち海浜公園と笠間に行ける北関東自動車道の分岐があり、そこを越えると途端に誰もいなくなりました。
ちなみに上り線の友部SAでは2015年に東日本のSA・PAのどんぶり王座決定戦で優勝した茨城VICTORY丼が食べられます。
ということで、目的地まで一気に行ってしまい五浦観光ホテルでのランチ。
ここは海に張り出して立っているホテルで、六角堂のすぐ近くなので席が空いていれば綺麗な海と六角堂を眺めながら食事ができます。
六角堂
2011年の震災で土台を残して流されてしまったものを、茨城大学を中心としたチームが海底をさらって木材や瓦を回収し、可能な限り流失以前と似せて再建、2012年4月28日に一般公開を再開した六角堂です。岡倉天心が波を見るために建てたもので、「観瀾亭」という別名もあるそうで。
波は荒めですが海はとても綺麗。
六角堂に降りるのに多少石段を降りないといけないので注意。地形的にしょうがない場所が多いんだけど、県内の観光地はもう少しバリアフリーを考えてほしい。
五浦岬公園
映画「天心」のロケセットが残された公園で、実は六角堂はここから見るのが一番綺麗という穴場スポットです。
ロケセットは前回行った時は中には入れなかったのですが、今回は完全に公開されていました。
それほど大きくない公園なものの結構アップダウンがあって、登ったところに震災の慰霊塔が建てられています。
登る途中にこの絶景。六角堂が見えます。
六角堂を見学したらぜひ立ち寄ってほしい場所です。
天心記念五浦美術館
常設展示では岡倉天心を始め横山大観、菱田春草といった天心の弟子たちの作品が見られます。企画展示は様々ですが、今回は浮世絵。館内は撮影禁止なので写真はなし。
六角堂のチケットがあると団体料金で入ることができます。それなしでもあの規模で620円なのはとてもお安い。
民宿「暁園」
どこの情報を見ても「とにかく腹一杯魚介が食べられる」と描かれている暁園。ここも目の前が海で、震災で壊れたのを新築して営業を再開したそうです。なので部屋もトイレもとても綺麗。
風呂トイレは共同、2つある貸切風呂は平潟温泉からお湯を引いていて、1時間ごとに予約ができるシステムになっています。予約は早い者勝ちで、夕食後に風呂に入るのは腹一杯すぎてなかなか厳しいものがあるので、早めにチェックインして夕食前に入れるように予約しておくことをお勧めします。チェックインは15時から。
お風呂は後述の中郷温泉と比べると、塩分が入ってるせいかすごく温まりました。お肌もスベスベです。
さて、噂の夕食。いくつかコースがあり、冬ならアンコウ鍋一択なところですが残念ながら時期外れなので舟盛りを選んでみました。まずはお通し?と小鉢。あん肝おいしかったです。
煮魚。
そして舟盛り。すごい。なにこれ。
真ん中の金目の刺身が口の中でとろけるおいしさなので日本酒不可避。
2時間近くかけて食べました。上げ膳据え膳で食べている間に部屋に布団が敷かれているという幸せ。
花園神社
2日目はお宿で絶品の朝食をいただいたのち花園神社へ。五浦から行くと結構な山道を走らされますが、四国のお遍路を経験している私に隙はなかった。
この日はイベントがあるということで人がそこそこいました。
七つ滝
お宿の人に「花園神社から歩いて行けるところに七つ滝という滝がありますよー」と教えていただいたので軽い気持ちで行ってみたら、道がものすごく過酷でした。大事なことなので2回言いますけど、道がものすごく過酷です。
花園神社から徒歩1300mという看板が立っていて、行けるじゃーんと思うかもしれませんがひたすら坂を登り続けなければいけないので、車で近くまで行くことをお勧めします。でも、たとえ近くまで車で行ってもやっぱり残りの道は過酷です。それなりの靴を履いていないと危ないのでうっかり行かないようにしましょう。
でも滝はその価値があった。
帰りのことは考えない。
花園神社の駐車場から歩いて行く場合にはおやつと飲み物を忘れないようにしましょう。
公共の宿「マウントあかね」でランチ
花園神社から磯原方面に抜ける途中の高台に、展望公園やガラス工房などいかにも観光地という一角があります。そこにある公共の宿「マウントあかね」で巨大エビフライとカキフライを食べました。
ここ以外選択肢がないので入りました、というのが正直なところですが、とてもおいしいし付け合わせのサラダも惜しみない量だし当たりでした。
これにご飯と味噌汁がついて1,190円ですからねー。
景色もとてもよくて、北茨城から太平洋まで一望できるのでお勧めです。
大津港ようそろー物産館でお土産
北茨城でお昼に魚介を食べたい場合にはここにある 大津漁協直営市場食堂に行くべし。漁業歴史資料館「よう・そろー」と物産館も併設されているので、北茨城に行った際には一度は立ち寄るところかと思います。
ちなみに「ようそろ」は航海用語で、船を直進させることを意味する操舵号令だそうです。初めて知った。
ジーゲス・クランツでスイーツ
磯原にあるケーキ屋さんです。ものすごくわかりにくいところにあるのでナビ必須。
お勧めはモンブランです。でも名前はモンブランじゃなかった・・忘れましたすいません。
お皿もこだわってます。
中郷温泉「通りゃんせ」
ジーゲス・クランツから高萩ICに向かう途中にある大衆浴場です。16時以降なら休日でも500円。この手の施設にある休憩所は、宴会する人、相撲観戦で盛り上がる人、寝てる人、いろんな人がいて自由なところが大好き。休憩所が終日禁煙なのもポイント高い。
今回は何も食べませんでしたがここのけんちんうどんはおいしい。というかけんちんうどんはどこで食べてもハズレなし。
まとめ
綺麗な海と景観を楽しみ、美術館で絵を見て、温泉に入り、おいしいものを食べるというフルコースでした。
今回行ってませんが、「赤い靴」や「シャボン玉」などの作詞をした野口雨情の記念館も六角堂の近くにあります。
電車で行く場合は、ひたち号で上野から高萩まで出て(2時間弱)、そこでレンタカーするのがいいかなと思います。周遊バスみたいなのがあればいいんですけどねー。