先週の旅行で動き回りすぎて今週はものすごくダラダラしている@nekotricolorです。
知り合いに「日本庭園が好きならぜひ栗林公園に行くといいよ」と言われて以来行ってみたかった栗林公園。遂に行ってきました。借景となる紫雲山を含めると東京ドーム16個分という巨大な回遊式の大名庭園です。
栗林公園の紹介としてよく使われる写真には大きな池が映っていて、「南湖」と呼ばれています。その南湖をめぐる和船があり、まずはそれに乗りました。
橋をくぐります。船頭さんがいろいろ説明してくれます。
いい天気だねー。借景の紫雲山が近い。
偃月橋(えんげつきょう)。
掬月亭。奥にある松は「根上り五葉松」。
根上り五葉松は、徳川11代将軍家斉公が当時の松平家藩主に送った盆栽を植えたもの。めっさ育ってる!毎年周りの土を総入れ替えするそうです。送られたのが1833年だそうなので樹齢200年位?
南湖の真ん中には仙磯(せんぎ)と呼ばれる蓬莱島。蓬莱島は仙人の住む理想郷。鶴石、亀石とともに日本庭園ではよく見られるものです。
渚山の松。
天女島の石段。
30分ほど舟に揺られて終了。これは皆さん絶対に乗ったほうがいいですよ!
さて、今度は歩きます。まずは栗林公園といえばここ、南湖を一望できる飛来峰からの眺め。
さらに南湖の周辺を歩きます。
南湖に浮かぶ島々。舟から見た風景とはまた違った感じでよろしい。
掬月亭に向かって歩きます。
掬月亭では、お抹茶とお菓子が700円でいただけます。
最近ハマっている釘隠し。
奥には舟から見た菊月の間。昼寝したいw
寝っ転がちゃダメと注意書きがあるのでしないように。
この建物、外壁がないそうです。
さらに歩いて桶樋滝(おけどいのたき)。
その近くの石壁。蓮は前の週の台風でかなり落ちてしまったそうです。残念。
見返り獅子。その名の通りライオンが振り返っているように見えますが・・・
反対から見ると象さんに見えるという。
群鴨池。江戸時代には鴨猟をやっていたそうです。鴨猟の邪魔になるというので名前のもとになった栗林を伐採してしまったらしい。
上の群鴨池の写真を撮ったのは左にある瞰鴨閣(かんおうかく)。誰もいなかったのでかなり長いことまったりしました。
最後に、見忘れていた芙蓉峰からの北湖の眺め。
栗林公園は日本三大名園である偕楽園・兼六園・後楽園より美しいといわれていますが、確かにその三庭園よりよっぽど見応えがありました。
栗林公園に行く前に行った足立美術館は、1970年開館で日本庭園としては非常に新しいもので、枯山水ということもあって優雅さというか上品さというか、ある種の余裕のようなものを感じさせるお庭なのに対して、栗林公園は1600年に最初の築庭が行われ、以降松平家の別邸として110年もの間築庭され続けたという長い歴史を持ち、借景の仕方も大胆で野性味溢れるお庭でした。どっちもすごくいいですけど、私は栗林公園のほうが好み。盆栽が好きなので樹齢ン百年の松とかいわれるとそれだけでトキメいてしまう。歩いて回れるから間近で見られるし。
これで自分の中の序列は、
- 桂離宮
- 西芳寺
- 栗林公園 ←New!
- 醍醐三宝院
- 足立美術館
- 兼六園
となり、栗林公園は見事醍醐三宝院を抑えて3位に浮上しました。
お遍路で香川県を回るときにまた来たいと思います。