そもそもRPAってなんぞや。
OSやアプリケーションをまたげるマクロという感じでしょうか。ログが取れるというのも大きなアドバンテージですね。(ログ解析ができる人がいるなら、ですが)
で、そのRPAをつくば市が自治体としては初めて全面導入することになったそうです。
市長のツイート。
【あなたの自治体にも革命が起きる?自治体のRPA活用推進に向けた共同研究を開始!】
— 五十嵐 立青 (@igarashitatsuo) 2018年1月12日
横文字やめろよ、RPA(Robotic Process Automation)ってなんだよ?ってことですが、簡単に言うと「ロボットが単純作業とかめんどくさい仕事全部やっちゃいますよ」ということです。#さあ実験を始めようか pic.twitter.com/rheGseauZ1
「つくば公共サービス共創事業」、通称「つくばイノベーションスイッチ」と呼ばれる「行政ではまだ導入されていない技術の試験フィールドを提供」する事業の最初の公募で、NTTデータ、株式会社クニエ、日本電子計算株式会社の3社で共同研究を行います。
以下は市長のFacebookからの引用。そりゃあ人の手ではなく自動化したい作業だわ。
あくまで一例ですが、PCで作業したら、申請書をエクセルに手入力→データをコピペ→ワード立ち上げて個票に→地図検索→ファイルを開いて地図コピペ、とかいう作業がある
そんな作業こそ、ロボットの出番じゃないか、ここは世界の研究学園都市つくばだ、ということで始めたのが今回の共同研究
日経コンピュータ2018年2月15日号でも記事になりました。
実証実験は今年1月から6ヶ月程度ということなので、結構早く結果が出そうですね。4月以降に今回の研究成果を公表する予定だそうです。
余談ですが現つくば市副市長はとてもお若い元官僚なんですよね。学生時代のインターンで五十嵐市長と出会い、市長選の初当選後に誘われて財務相を辞めつくばに来たとか。
市長のビジョンを実現させる「COO型の副市長」として「改革」を着々と進めているが、意識しているのは「アジャイル行政」だという。
つくば市では2017年の当初予算で少なくとも5件の科学技術の実装できるように、パッケージとして予算を確保。RPAに関しても、全国で初めての地方自治体との「共同研究」だからこそ無料で導入することができ、素早く導入にまで至った。
どんな結果になるか楽しみです。