とっても嬉しいけどあと5点ほしかった@nekotricolorです。
TOEICを受け始めてから15年、ようやくレベルA(860以上)に達することができたので、記念に勉強方法をまとめてみました。
前提として、私の英語力は基本的には学生時代のアメリカ一人旅で身につけたサバイバルイングリッシュで、日常会話は問題ないけどビジネスとなると厳しい、というレベル。弱点は語彙力と文法です。リーディングよりリスニングの方が圧倒的に得意。
TOEICスコアの遍歴は、アメリカ一人旅帰国直後の1999年に初めて受けたTOEICが730くらい。2008年ごろに仕事で英語が必要になり、集中的に勉強していた時に受けて830ゲット。以来800前後をふらふらしていました。
で、最近また英語を集中的に勉強し始めたので受けてみようと思い、今回はハッキリ点数を取りに行くつもりで、通っている英語学校のTOEIC対策クラスを受けてみたり、直前に模試をやったりしてみました。
以下、英語力そのものを上げる方法と、TOEIC対策とで分けてます。
最強の勉強法はマンブリングである
個人的に最も効果的な英語学習法は「マンブリング」です。マンブリング(mumbling)は「モゴモゴ言う」みたいな意味で、聞いた文章をそのまま繰り返して言うシャドーイングの声を出さないバージョンです。
これが語彙力とリスニング能力に加え、実際にしゃべるわけじゃないのにスピーキング能力も鍛えることができます。ちょーコスパ高い。
やり方は短い文章を聞きながら同じことをモゴモゴ言うというだけです。教材はなんでもいいんですが、「短い文章を繰り返し聴く」というのがやりやすいDUO 3.0とCD復習用をおすすめします。
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これをiPhoneに入れてひたすら1つの文章を聴く&モゴモゴと繰り返す。意味は分からなくていいです。でも単語の区切りが分かるまで繰り返す。最初は30回くらい聞き直すハメになると思いますが気にしない。
で、これ以上は無理だと思ったところで答え合わせ。文章を確認したら再度マンブリング。答えを見た後でもできないやつはできないので、冊子を見ながらでも。
東京で働いていた時はこれを通勤電車の中で毎日20分ほどやって、英語力が飛躍的に上がりました。
息抜きにはESLのEnglish Cafe(Webサイト/iTunes)がおすすめです。無料。日に日に聴けるようになっていきます。
語彙力はiknow!で
iknow!は繰り返しによる単語の暗記に特化したサービス。もういやってほど繰り返し学習できるので、私のような暗記が苦手な人間でも覚えることができます。
iknow!とは2008年頃からの付き合いです。当時はまだ無料で、ユーザが単語登録やコース作成ができたりしてかなり自由度の高いサービスでした。有料化したときにも喜んでお金を払うつもりだったんですが、なぜかコースの種類が激減。しばらく遠のいていましたが、最近はかなり内容も充実してきていて、ついに有料会員になりました。1年間で9,360円です。
5回までなら無料トライアル可能、よく1ヶ月無料キャンペーンとかもやっているので、英語を勉強している方にはぜひ試してみてほしいサービスです。
アプリもありますがタイピングできることが私にとっては重要なのでPCでやっています。
英文をたくさん読む
文章は慣れです。仕事関係の英語の記事を読むとか、なんならそういう仕事を引き受けちゃうのが手っ取り早いです。
文章を読むというのもスピーキング能力のアップにつながるみたいですね。今年の春にはかなり読み込んで記事をまとめたりもしていて、逆に会話は全くやっていなかったのですが、なぜかGWに海外に行った時にはいつもより明らかに喋れてました。
英会話はSKYPEで
英会話も慣れです。いかに数をこなすかが大事。周りに英語を話す外国人がいればいいのですが、いない場合はSKYPE英会話をやりましょう。安いやつでいいです。
SKYPE英会話のいいところは、自宅でできるので逃げ場がないことです。私はレアジョブをやっていました。
でも安いところだといい講師を探すのが大変です。レアジョブでは講師が自己紹介しているところを聞けたりするのでそこで聞き取りやすい英語かどうかを確認することをお勧めします。大学時代の専攻をかなり細かく選べるので、自分の専門と似たのを選ぶといいかも。
ちなみに何の教材を使って話すかも授業ごとに選べるのですが、TOEIC教材は選ばない方がいいです。退屈なので講師がダレます。できれば自分で興味のあるニュース記事なりなんなりを探して「これで」ってやった方がいいです。レアジョブのWebサイトではネタになりそうな記事も提供しています。
TOEIC対策
上記だけで800は越えられたんですが、今回860を越えられたのはTOEIC用の対策をしたことが大きいです。
リスニングパート攻略法
パート3は短い会話、パート4は長めの話を聞いて設問に答えるわけですが、この2つには明確な攻略法があります。それは、「会話が終わるまでに回答を済ませ、会話が終わったらなんでもいいからマークして次の質問と答えを読み始める」こと。
ちょっとでもつまずくとタイミングがずれていくわけですが、そうならないようこのルールを死守する。これでリスニングパートは460/495いきました。
リーディングパート攻略法1:品詞の見分け方を覚える
リーディングパートの穴埋め問題対策です。〜tiveとか〜lyとか、どれが何詞なのかのルールを覚えるだけで相当変わります。
ざっくりまとめたのが以下:
形容詞:-some/-able/-ic/-less/名詞-ly/名詞-ous
動詞:-fy/-en/-ize
副詞:形容詞-ly
例
strength:名詞
strenuous:形容詞
strengthen:動詞
strenuously:副詞
詳しくは「攻略!TOEIC」さんの「品詞の見分け攻略」を参照。
これを押さえておけば、空欄の直前直後の単語によってかなり選択肢を絞れます。
リーディングパート攻略法2:接続詞を極める
これも穴埋め問題対策。2つの文章をつなげる接続詞は、極端にいうと「〜だから〜だ」のcause-effectと「〜だがしかし〜だ/〜にもかかわらず〜だ」のcontract/unexpected resultの2つに分けられます。
さらにこれらは文章の順番で分けられる。
cause - effect
- result + cause なのが because/since/as/for
- cause + result なのが as a result/so/therefore/thus/consequently
- result + cause(noun)なのが due to/because of
2.の例:Cats are so cute as a result I love them.
3.の例:I love cats due to their cuteness.
contract/unexpected result
- result + cause なのが although/though/even though
- cause + result なのが but/however/yet/nevertheless/nonetheless
- result + cause(noun)なのが despite/in spite of
1.の例:I love cats although they sometimes bite me.
2.の例:Cats sometimes bite me but I love them.
3.の例:I love cats despite their biting me sometimes.
上記2つの攻略法+英語の記事の流し読みでリーディングパートは435/495でした。400切っちゃうことも多かったんで大躍進です。
直前に模試をやってみる
おそらく多くの人が、TOEICはとにかく時間がないと感じているかと思います。あと、長すぎて集中力が持たないっていう。
そこで直前に模試をやりました。これはやるやらないで大違いだと思う。使ったのはこちら。
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テストごとに使えるので、マークシートはコピーしてとっておくといいです。
ちなみにこれ、本番に比べるとものすごく難易度が高いのでできなすぎてもへこまなくていいです。
あとこれも絶対必須。マークシート用の、芯の太いシャーペン。
コクヨ マークシート 最適セット 1.3mm PS-SMP101D
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マークを塗りつぶす時間を大幅に減らしてくれます。とにかく時間との戦いなんで絶対使うべき。
まとめ
私は別に仕事でTOEICのスコアが必要なわけではないので、試験用の勉強ってあんまり意味ないと思ってたんですが、今回はどうしても860を越えたくて、意識してそれ用の勉強をやってみたら効果てき面でした。
800の壁を越えられないとか、800ちょいでうろうろしている私のような人には、DUOのマンブリングも紹介した模試も相当難しいと思いますが、経験から言うと、英語学習のコツは「今の実力よりもレベルの高い教材を使うこと」な気がするでぜひお試しください。