今年の目標はシンプルに「体力をつける」ことにした@nekotricolorです。
で、まずは近くの筑波山に登ることを目標にしてみました。
いろいろ調べていたら知らない情報もたくさんでてきたのでご紹介。
筑波山概要
「西の富士山、東の筑波山」といわれる、日本100名山の1つ。標高は877mで、西の男体山と東の女体山からなります。日本100名山で最も低い山です。つくば市、石岡市、桜川市にまたがっています。
私も初めて知りましたが筑波山は火山ではありません。隆起した花こう岩が風雨で削られてできた山だそうです。
広大な関東平野にポコッと出ているためか植生がとても独特で、34科124種が知事の許可無く採取できない指定植物となっています。
山腹に筑波山神社の拝殿があり、遠くからでもその巨大な鳥居が確認できます。男体山・女体山の各山頂に本殿があります。筑波山は全体がパワースポットなんだそうです。
名物ガマの油売り口上
ガマの油は鎮痛や止血の作用がある薬。戦前は本物のガマ蛙の油が使われていましたが、現在はワセリンやハッカ油などが主成分だそうです。
口上は、止血の効果を示すために、きっ先だけ切れる刀を使って和紙を切り刻んで紙吹雪を作って吹き飛ばしたのち、切れない箇所で腕を切ったふりをして、そこにガマの油を塗って一瞬で治ったように見せるという、江戸時代から続く大道芸。
2013年1月につくば市認定地域無形民俗文化財第1号に認定されたそうで。ガマの油口上保存会が維持に努めています。
筑波山の伝説
常陸国風土記曰く、母なる神が新嘗の日(11月に行われる収穫祭)に、お気に入りの娘が神様をやっている富士山に泊まりに行ったところ、新嘗祭が忙しいからと追い返されたことにキレて、「未来永劫夏も冬も雪に覆われ誰も行かない山にしてやる」と言い残し、筑波山に向かいました。筑波山の神は快く神祖尊を受け入れてもてなしてくれたので、「未来永劫食べ物が豊かで人が集まる山に」という歌をうたったということです。
もう一つ聞いたことがあるのは、母なる神が富士山を作った時、あまりに美しくできちゃったので感動して残りの材料をポイっと投げちゃって、それが筑波山になったという話。でもこれはソースが見つけられませんでした。この人↓も同じようなことを書いてますがやっぱり出典はわからないようです。
男女川の源流
男女川というお酒は知ってたんですが筑波山に源流があるとは知りませんでした。小さな山なので水が湧いてるとは思ってなかった。
男女川というお酒を作っている稲葉酒造は純米大吟醸の「すてら」というお酒で有名です。
「つくばりんりんロード」と呼ばれる、廃線になった筑波鉄道の跡地に作られたサイクリングロードの途中にあります。
福来みかん
福が来ると書いて「ふくれ」みかんと読みます。七味やジャムに使われます。
つくばは寒いところですが、筑波山は山の中腹が山麓よりも気温が高い「斜面温暖帯」というのがあって、そこでみかんが育つのだそうです。
先日福来みかんの現物をいただきました。
陳皮を作ってみました。みかんのいい香りがします。お雑煮や鍋に入れて楽しんでいます。
登山道
すっかり筑波山の説明に終始しましたが、どの登山道で登るかを考えてみる。
筑波山神社の拝殿はケーブルカーの宮脇駅の下にあるので、筑波山に行く時はたいてい筑波山神社→ケーブルカーで山頂へ、というパターンが多くてロープウェーのつつじヶ丘駅の方には馴染みがありません。が、宮脇駅から伸びる御幸が原コースはほぼケーブルカー沿いでものすごい傾斜なのでやめておいて、つつじヶ丘駅から伸びるおたつ石コースから白雲橋コースに入り、女体山山頂を目指すのがいいかなと。
学生時代に一度だけ登ったことがあるのですが、たぶんこのコースだったと思う。
山頂ではつくばうどんを食べたい。
つくばうどんは、「つ」みれ、「く」ろ野菜、「ば」ら肉というネーミングセンスはどうかと思うけどとてもおいしいけんちんうどんです。
実際に登ったらまた書きます。